Job Description
言語聴覚士の仕事

言語聴覚士国家試験合格者数6年連続全国第1位!

言語聴覚士の仕事内容

言語聴覚士は、話す・聞く・食べることに関するスペシャリストです。先天的な障害がある方から、病気や加齢など後天的に話すことや聴くことが不自由な方に対してリハビリテーションを行う専門職です。

ことばや飲み込みの問題は多岐にわたり、大きく5つの領域(失語症、運動性構音障害、聴音障害、吃音・音声障害、嚥下障害)に分けられます。

それぞれの症状に対して適切なリハビリテーションを行うことが言語聴覚士の主な仕事です。

面談・検査の仕事

リハビリテーションが仕事の内容ではありますが、適切なリハビリを行うためにはまず面談や検査を行います。

例えば失語症では、ことばをまた新しく覚え直せばいいというものではありません。言葉を作り出す脳の神経細胞の能力が低下しており、それはもう再生しないため、別の神経細胞に代わりをさせるリハビリテーションを行います。

どんな能力が失われているのかを検査しなければリハビリはできません。「ペン持つ」と聞いてそれが聞こえているか、話すことができるか、そしてペンを持つということを理解して動作にうつせるか、など様々な項目から症状を検査します。

もうひとつ、運動性構音障害について。

運動性構音障害は、言葉を発することがうまくできなくなる症状です。うまく言葉が発せられない場合、顎や舌の筋肉が衰えていることが原因と思いがちですが、そうではありません。

脳卒中や事故などの後遺症であることが多く、言葉を発するために必要とされる、脳の神経や筋肉が損傷しているためにおこります。

このように、話す・聞く・食べることの問題は、脳と密接に関わっています。どのように関わっているのかという知識を予め持ち、面談や検査をしてそれを見極めるのが言語聴覚士の仕事の一つです。

リハビリテーションの仕事

言語聴覚士が行うリハビリテーションの1つに、「話す」「聞く」ことに問題を抱える人に対してのリハビリがあります。

「話す」ことに対しては、絵や文字を使ってそれを発音する・こちらが話した言葉をそのまま復唱する、などのリハビリを行います。簡単な挨拶をして、時間帯や意味を認識できるようにするなど、発音のみから徐々に言葉自体への理解を深めていきます。

「聞く」ことに対しては、短文で質問をして返答してもらう・ラジオなどを流し感想をもらう、などのリハビリを行います。言葉だけでは聞いても理解ができない場合は、ジェスチャーや写真などを使って意味と言葉が結びつくように促します。

そして、言語聴覚士の仕事領域の中には「飲み込む」問題に対してのリハビリもあります。

舌や口を動かすことが困難になると、話すこと以外にも食事に関する動作の訓練が必要です。喉の通りの良いゼリーなどの食材を使って、食べ物を含む・飲み込むなどの行為を訓練していきます。

食べやすい形状の食事を選ぶことや、口に運びやすい食器を使うこと、そして食欲を誘い、リラックスして訓練を行えるようにするのも言語聴覚士の仕事です。

実際に食べる動作を行うリハビリだけでなく、「パ」「タ」などの音を出してみるリハビリもあります。

「パ」は唇の筋肉を鍛え、食べ物を口からこぼさず食べられるようになるために役立ちます。「タ」は舌の前方の筋肉が鍛えられ、食べ物を押しつぶす・飲み込むなどの機能改善に役立ちます。

他職種と連携する言語聴覚士

言語聴覚士の仕事内容は、他の医療職との連携が欠かせません。

言語聴覚士の仕事は、患者さんがかかっている医師や看護師、理学療法士や作業療法士など、他の医療職とコミュニケーションを取りながら患者さんに対する最適なリハビリテーションを実施していきます。

患者さんが高齢者であれば介護福祉士や社会福祉士などと関わりが必要なこともありますし、お子さんであれば保育士や幼稚園教諭と相談しながらリハビリを進めていきます。

また、食事のリハビリであれば歯科医や栄養士にアドバイスをもらいながら進めた方がより効果的でしょう。

言語聴覚士は、話す・聞く・飲み込むことのスペシャリストではありますが、患者さんはそれ以外にも複合的に問題を抱えている場合が多くあります。

スムーズにリハビリを行い、他職種とうまく連携をとるためには、訓練の記録などのアウトプットが重要です。

きちんと記録をつけ、他のスタッフにこちらの訓練内容を理解してもらうことも、言語聴覚士の大切な仕事の1つです。

言語聴覚士の仕事で大切なこと

言語聴覚士の仕事には、具体的な面談・検査・リハビリとその記録のほかにも、患者さんのご家族へのフォローや精神的なケアも含まれます。

言葉の意味がわからなくなってしまった患者さんに対して、ご家族は戸惑ってしまうことがほとんどです。どう接したらいいのか、自宅でできる訓練は何か、などご家族とコミュニケーションをとることも大切です。

また、患者さん自身も、今まで不自由なくできていた行為ができなくなるというストレスを抱えています。不安やもどかしさを理解し、リラックスして訓練ができるよう信頼関係を築かなければなりません。

このように、言語聴覚士の仕事は多岐にわたります。患者さん一人ひとりと向き合い、その人に合った最適な解決法を見つけていくことが求められています。

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