形成外科学ー口唇裂ー|言語聴覚療法学科1年生

2018/05/26

こんにちは。臨床福祉専門学校入試広報課佐々木です。

言語聴覚士の職業領域には構音障害のリハビリがあります。構音障害は大きく2つに分かれており、構音器官(下顎、口唇、舌、軟口蓋)の形態や運動に支障をきたした“器質的構音障害”と、器質的な原因が明らかではない“機能的構音障害”とに区別をされます。今回、取材をさせていただきました『形成外科学』の授業は東京医科大学病院にて勤務されている形成外科医の先生方が講義をしてくださる貴重な授業です。

本日は、器質的構音障害に分類される口唇裂について小宮先生に講義いただきました。

▼口唇裂の発生・原因

口唇、口蓋は赤ちゃんがお母さんのお腹にいる間、体の左右の組織が癒合して形成されます。

上口唇は胎生4週間~7週間で完成します。

その間に遺伝的要因や環境的要因でこの癒合がうまくいかないと口唇裂が引き起こされます。

口唇裂を引き起こす危険因子といわれているものに母体の風疹があります。よく妊娠中に風疹にかからないように、といわれているのはこのためです。

*口唇裂は日本人の500人に1人と割合で発生します。日本人・アジア人>白人>黒人、と人種によって発生する頻度が異なります。

 

▼手術時期

口唇裂が起こると、口をつぼませることができないので、母乳を飲むことができません。

よって、早い段階で手術をして形成することが必要になります。

*口唇裂には様々な術式があり、これらも覚えていきます。

生後3ヶ月程度で手術を行なうのが一般的です。

 

▼なぜ手術が必要なのか。

変形状態で発育することで代償行動や異常や合併症を引き起こしてしまいます。

そのため、日本では100%、乳児のときに外科手術をしていきます。

今回の授業では、口唇裂についての知識だけでなく、国家試験の過去問題も挟みながら進んでいくため、学びながら即時に覚えていくことができました。

授業