言語聴覚士・理学療法士・柔道整復師の専門学校
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校長メッセージ

臨床福祉専門学校の教育理念

校長 内野滋雄
・医学博士 ・東京医科大学 名誉教授 ・社会福祉法人三徳会 理事長 ・(財) 日本篤志献体協会 理事長 ・元日本解剖学会 理事長

今ほど『保健・医療・福祉』の統合・連携による人材が望まれているときはありません。

もともと保健・医療・福祉は、ギリシャ時代は一つのものであり、アートと呼ばれていました。これらは人を対象とする学問であり技術でありましたがそれぞれに分化し、科学の道、哲学の道などに分かれて発展してきました。従って根幹は一つであるため、原点に戻ろうとする努力は自然であり、更なる発展のためには必要なことです。

そのような観点から、臨床福祉専門学校が目指すところや、教育理念、特長などを述べてみましょう。保健・医療・福祉の専門職を目指す諸君にとって参考になると思います。

福祉はサイエンスである

私は福祉はサイエンスという持論を持っています。福祉は心であるという点も大切ですが、人を扱う現場においては科学的な思考を欠いてはなりません。例えば心の動きの多くは神経系、特に自律神経系によることが多いので自律神経の構造と機能を知ることが必要です。心に衝撃を受けた場合、顔が蒼白となり、脈が速く、食欲がなくなるのは自律神経によるものです。そのことを知って人に接することは大切なことで奥の深い処遇となります。

研究学術集会と臨床福祉ジャーナル

サイエンスは日進月歩であるので生涯学習に務め、真理を探究する姿勢が大切です。本校としては学生諸君の在学中にそれを身につけてもらい、前向きで実行力のある人間を育てようとしています。そのために、平成15年、第1期生を迎えた初年度から第1回臨床福祉研究学術集会を開催し、臨床福祉ジャーナルを刊行しました。これは専門学校としては希有なことであります。参加者は本校教職員をはじめ関係大学や研究機関、お世話になっている実習先の先生方、そして特筆すべきは本校の学生と卒業生が事例発表や学会当日の実務、またジャーナル刊行に携わってくれていることです。学生時代のこの経験は将来必ず役に立つことだと信じています。それは、諸君が専門職として現場に出た場合、いろいろな事例・症例に遭遇し、よりよい方法を考えなくてはならない時がきます。その時には自由な発想と独自な創造が求められます。そしてそれを世に問い、広めてゆくことが必要です。そうしたことが本校の研究学術集会やジャーナル刊行などにより知らず知らずのうちに鍛えられ育てられることは大変な財産となるでしょう。

良い所を見つけて伸ばす学校

人間にはいろいろな適性がありますが、諸君が目指しているそれぞれの専門職は基礎的な知識以外は自分の自由な発想で切り開いてゆくものだと思います。初めから特定の専門職に向いている人はいないといって良いでしょう。向いているいないを初めから決めてかかるのはその道の発展を妨げると思います。一つの固定観念でその人の適性を決めることは、型にはまった人間だけを育て、そこからはみ出す発想を持った人間を否定してしまうことになります。大人しく言うことを聞く人間の集団には発展はありません。学生諸君の特性をいかに伸ばすか、羽ばたかせるか、良い所を見つけて引き出す教育こそが望まれている時代です。そうした土壌を持つ学校にしたいと考えています。

同窓会をバックアップ

この学校は一期生の卒業と同時に同窓会ができました。総会は研究学術集会の日に合わせて行い、発表したり聴いたりして勉強しています。卒業して社会に出た後は同じ職場に同窓生がいるとは限りません。全て他流試合と考えなければなりません。そのためには実力をつけることが必要です。新しい知識を身につけ、わからないことを何でも聞けるのは同窓生であり、ここの研究学術集会です。同窓会を大切に育てることは学校の務めだと考えています。

この学校には以上のような特長がありますが、まだまだ言い足りないところも多くあります。諸君が大きな夢を持って学べる学校を教職員・学生全員で築いてゆくのが臨床福祉専門学校です。

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